ビールは痛風のもと、という誤解

管理人のよもやま話

皆さん、ビール飲んでますかーっ!?

さて今日は、ビールとプリン体のお話です。

よくビール好きの人が心配され、言われるのが

・ビールはプリン体が多いから痛風になるよ

という一言。

しかしこれ、実は誤解がありまして。

現在販売されているビールに含まれるプリン体は、およそ

・100mlあたり5~12mg

となっています。

プリン体の含有量はメーカーや種類によって、多少開きがあって、ア○○の某スーパー辛口で100mlあたり5.5mg前後、サッポロのエ○スやサン○○ーの某プレミアムなビールで10㎎前後くらい。

リッチな味わいになるほどプリン体の量も増えますが、350ml缶でも約19.25mg~33.5㎎。

健康な成人の一日あたりのプリン体摂取量の目安は、約400㎎ですから、缶ビールを晩酌に1~2本楽しむくらいならば、ほとんど気にならない量と言えます。

ただこの一日あたりのプリン体摂取量は、食品も含めた数値なので、特にプリン体の多いレバーやエビ、丸干しイワシ、スルメイカ、鰹節、アサリ、アジやサンマなどの光り物の魚類などをツマミにするのは、少々気を付けたいところです。

代わりに野菜類、チクワやカマボコ、コンビーフ、鶏卵、数の子、プロセスチーズなど、プリン体含有量の少ないツマミを合わせるのが吉です。

ビールにピッタリのおつまみ例

ビールに適したおつまみ例:
スモークドビーフ、サラミ(コンビーフの方がなお良い)、ピクルス、チーズ

また運動などで汗をかいた後、体が水分を欲している状態で、最初の一杯にビールをグビグビ飲むのはなるべく控えたいものです(一番美味しく感じますが)。

なぜなら、発汗により水分を放出した体内では、血液内がプリン体も含む様々な成分で煮詰まっているようなもの。

そのような状態のときは、ビールを飲みたい気持ちをグッとこらえてまずは水分補給。

このときは利尿作用のあるカフェインの入ったもの(一般的なお茶、コーヒー等)ではなく、水やスポーツドリンクなど、体内の水分補給をうながす飲み物が適しています。

そして体内の水分量を適正に整えたのち、ビールを楽しむようにすれば、体に必要以上の負荷がかかりません。

ビールの量と飲み方について知ることで、体にやさしいビール生活が楽しめますよ、というお話でした。

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