手作りビールを仕込むのに最適の、暖かい季節がやってきました!
買ってきたビールを飲むのも、もちろん最高ですが
自分仕込みのビールもいいものです。
そういうわけで、早速今回は
シードルの仕込み方法(といっても簡単です)を紹介します。
まず必要な物は・・・
・発酵用の樽を含めた基本キット
・シードル仕込み用の原液
・発酵用イースト
・砂糖
・清潔な鍋、ボール、お玉
基本キットは、楽天などで手作りビールキットというのが売っていて
それを買うと必要な物が揃うので、おすすめです。
今回は、ブラックロックのシードル原液・・・なんですが
実は「賞味期限」を数ヶ月ほど過ぎてしまっています(笑)。
でも捨ててしまうのももったいない・・・ということでやってしまいます。
これはワイン用のイーストで、専門店や東急ハンズなどで手に入ります。
もし無ければパンを作る時のイーストでも構いませんが、
やはり専用のものを使った方が、美味しくできるような気がします。
そして砂糖。
私は香ばしいカラメル風味が好きなので、仕込みでは大抵三温糖を使いますが
上白糖でもいいと思います。
※ 日本の酒税法では、度数1%以上のアルコールを自作してはいけないことになっています。
したがってこの先は、諸外国での仕込み方をご紹介していきます。
ふむふむ・・・準備OKにゃ!
作業に入る前に、発酵中の樽を置いておく場所の準備もしておきましょう。
きちんとバルブをしめておけば、まずシードル液が漏れる心配はありませんが
一応新聞紙とビニールを敷き、直射日光の当たらない場所を用意します。
今日は、我が家の飼い猫が最終チェックをしてくれました(笑)。
場所の準備ができたら、いよいよ仕込みに取り掛かります。
あらかじめ沸騰させたお湯に、缶の中身と砂糖を入れ、きちんと砂糖が溶かします。
この糖分が酵母の養分となって、発酵をうながしてくれます。
しっかりと材料が混ざり、沸騰寸前まで液温も上がっています。
ここまでくればあと一息!
あらかじめ鍋の中身の液量をのぞいた分量の水が入った醸造樽に、
鍋の中の溶液を加えます。
ここで液温が20~28度になっているのを確認してください。
使用する原液によって多少の違いはありますが
おおむね液温が20~28度の間で発酵が始まりますので、
低すぎる場合はどうにかして液を暖めてから、次の工程に移った方がよいと思います。
適温を確認できたら、イースト菌を投入します。
醸造樽の上部に取り付ける、発酵ガスを抜く装置です。
規定の水位まで水を入れて取り付けることで
中のガスを抜き、外の空気を進入させない(=雑菌の混入を防ぐ)役割を果たします。
あとは静かに、全てが上手くいくことを祈りつつ、10日間から2週間ほど置いておきます。
どうもシードルというより、リンゴ味のコーラになりそうな色でしたが(笑)
味は異常がなかったので、まあ大丈夫だと思います。
次回は、ビン詰めの様子をレポートします!