お酒のボトルには、デザインの凝った素敵な物がたくさんありますよね。
たまに「捨てるにはもったいない」と思うのですが、かといって取っておいても仕方ない・・・。
このジレンマを解決するのが、酒瓶を使った照明作りです(強引・笑)!
少し前、まさにそういうボトルを見つけたので、やってみることにしました。
この「クラックスランド ジン」の空き瓶、本革の装飾がカッコ良いですよね。
これをランプの吊り下げ部として利用する照明を作ろうとひらめきました。
さらにワインボトルも加えて、全部で3灯の照明器具にしていきます。
吊り下げるためのアイアンフックと鎖はセリアで購入。
まずは電球を仕込むために、ボトルの加工から。
底部を切り取っていきますが、簡単な方法として
1.タコ糸に灯油を染み込ませる
2.そのタコ糸をボトルに巻き付け火をつける
3.火が消えたところで氷水につける
すると急激な温度差で、ビンがおおよそ糸を巻き付けた部分でパリンと割れます。
コツとしては、ビンをゆっくりと回転させながら、炎をまんべんなく回らせる事と、割れてほしくない方(ビンの上側)には炎をあまり行かせない事。
灯油が燃え尽きると自然に火が消えるので、間髪いれず氷水につけると、パリンと割れます。
このままでは割れ口が危ないので、水をつけた砥石(または耐水性サンドペーパー)で磨いていきます。
そうして3本の空き瓶を加工しました(ラベルもはがしました)。
砥石で磨いたので、もう触っても大丈夫。
次は照明器具の電気工作です。
・チェーンフック付きソケット3つ
・アンティーク風布巻き電線コード
・電工ペンチ
・ドライバー
・ロータリースイッチ
・コンセント部品
・丸形圧着端子
・絶縁チューブ(熱収縮チューブ)
アンティーク風布巻き電線コードと、フック付きソケット以外は、どこのホームセンターでも手に入ると思います。
工具を除いた材料費は全部で大体、3,000円くらい。
これにエジソン電球を組み合わせていきます。
スイッチ一つで3灯つくようにしたいので、三つ又のソケット付きで、コンセントから電源を取る形式で作っていきます。
まずは三つ又部分の配線。
最初に電線を分岐させるスプライス端子で二又コードにしてから、それをまたスプライス端子でつないで三つ又にしました。
理由は単純、スプライス端子が一度に2つしか分岐できないからです(笑)。
これを茶線、青線それぞれでやって絶縁チューブを巻いてまとめます。
それをまた見栄え良く一つにまとめて、3分岐の配線が完成です。
次にロータリースイッチをつけていきます。
なぜロータリースイッチかというと、まず加工が簡単!2本ある電線のうち1本をペンチで切って、スイッチ部にはめ込むだけ。
加えてレトロ感が良いかなと思いまして・・・。
そしてコンセント部の加工。
電線のビニールカバーをはがし(電工ペンチが活躍)、むき出しの銅線に丸形端子をかしめて、絶縁チューブを巻く。
それをネジ止めするだけで、これも簡単です。
ロータリースイッチと合わせた白色で、またまたレトロ感を狙います(笑)。
ここまで来たらもう一息!ソケット部の加工です。
といっても簡単、それぞれ丸形端子をつけて・・・
それをソケットにネジどめしていくだけです。
この時の加工の順番は
1.電線コードにボトルを通す
2.ソケット部の配線&組み立て
で、先にソケットを組み立てちゃうとボトルが通りませんので注意(笑)。
今回は、チェーンフックもつけて、ボトルは鎖で吊り下げる形式にします。
ガラス瓶はまあまあ重量もあるので、安全のためです。
あとはこれを、あらかじめアイアンフックを設置してある柱に取り付けて・・・完成です!
取り付けてある柱はキャットウォークも兼ねているので、猫の動線の邪魔にならない位置に、セリアのアイアンフック大小を使って、高さも変えて、そして雰囲気アップのためにエジソン電球を使ってみました。
日中はこんな感じで、それぞれのボトルの色合いもシックで気に入っています。
日があたると中が透けてみえるので、金属製のソケットにしたのも良かったかなと思います。
この金属製のソケットは、別売りの金属製フックを取り付けられる優れもので、こういう空き瓶を利用したライトを作るときは、ぜひ使って欲しい一品。
先にも書きましたが、お酒のガラス瓶って結構重いので、そのままフックなしで吊ったら配線部分に負担がかかるので心配です。
このフックとソケットは、私が探した限りでは、この楽天のお店でしか手に入りませんでした。
このチェーンフックとソケットのおかげで、かなり安心感ある出来栄えになったので、個人的なストック用にまた注文しておこうかと思っています。
もしこういうのを作ってみたいという方がいたら、このチェーンフックとソケットは、個人的にかなりおすすめです。
また今回は「クラックスランド」の空き瓶を使いました。
酒瓶って個性あるものがたくさんあって、例えばこんなのも照明に良さそうです。
こういう個性的な酒瓶を使ったDIY照明、意外に簡単に出来るので、興味あるという方は、ぜひ挑戦してみてください。
捨てるはずの空き瓶だったのに、それが照明に生まれ変わるとなぜか部屋の雰囲気が一変して、きっともっと色々試したくなってきますよ。